FrameVR(FRAME)を選ばない理由? アバターの表情や見た目への拘り 創客営業研究所

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2021-11-25

FrameVR(FRAME)を選ばない理由? - アバターの表情や見た目への拘り

アバターの表情や見た目への拘り

 このブログを書いている私(早川)は、FrameVRを使ってたくさんの人と仮想空間の中で会話をしてきました。
仮想空間の会議に興味を持っていただき、半年以上、定期的に会議を続けている人もいれば、その逆にFrameVRをやめた人もいます。以降、仮想空間では会議を行わないようにした人も一定数います。
前回までのブログでは、主にFrameVRの特長(選ぶ理由)を書いてきましたが、”良いことしか言わない人はあまり信用できない”という私の信条(!?)に基づき、敢えて今回は「FrameVRをを選ばない(好まない)理由」について正直にお伝えします。

 そもそも、仮想空間プラットフォームはもとよりオンライン会議をあまり好まない人は、それはそれとしてひとまず置きます。FrameVRに肯定的な人でも、会議の際に、数人から「違和感」を指摘されました。ご本人が「FrameVRは選ばない」と言い切った訳ではありませんが、オンライン会議の目的や用途にも絡んで「アバターの見た目」に困惑されているようすでした。
そこで、以下にFrameVRを選ばない理由を述べます。

●選ばない理由その1
アバターだと表情がわからない。
 ある業界のコンサルタントであるAさんは日頃、主に1対1でオンライン会議をしており、通常はお互いにカメラをオンにして「顔出し」しているとのことでした。相手が初対面の方であろうと良く知っている方であろうと、実際の表情の変化を確認しながら話すことに意味があるとのこと。

 FrameVRアバターは時々勝手に瞬きやウインクをしますが、話の内容や話す本人の表情(感情)がアバターに連動しているわけではありません。そのため、Aさんに対してFrameVRのカスタマイズはお勧めしませんでした。Aさんのオンライン会議は、これまで通りビデオ会議ツールを使うのが現実的だと思ったからです。

●選ばない理由その2
アバターへの違和感。
 IT企業の管理部門で働くBさんや、別のIT企業の研修事業部門で働くCさんのケース。オンライン会議の相手が顔出しを嫌がるケースが多いそうで、アバターの利用自体は賛成でした。
 ただし、「見た目」には拘りがあって、カスタマイズしても自分に似ないアバターには違和感や抵抗感があるとのこと。

 残念ながら、利用者に似せたアバターの作り込みは現時点のFrameVRでは未対応です。どうしても自分の見た目そっくりのアバターを作りたいなら、別の仮想空間サービスと契約するしかありません。3Dスキャナに自らが入って写真を取り、そこで生成されるアバターを読み込ませる方法を使う仮想空間サービスです。また、豊富な種類の中から自分の顔イメージに近いアバターや、自分の嗜好に合ったアニメやゲームのキャラクター的なアバターを選べる仮想空間サービスもすでにあります。ただ、お気に入りのアバターが使える代わりに仮想空間に当てはめるまでの時間や手間が増えます。それに、ゲームキャラでは流石にビジネスシーンに使いづらいでしょう。

 Bさんは準備ステップを軽くしたいのと、仮想空間のカスタマイズにも興味があるとのことでした。「そもそも、なぜアバターの顔を自分に寄せたいのか?(そんなに自分好きだった?)」といったような議論をしながら、Bさんが仮想空間で表現したいことやFrameVRのカスタマイズ機能・操作方法についての情報交換を続けています。
ちなみに、Cさんはアニメ好きでゲームが趣味ということもあり、小学生の塗り絵のようなアバターしか使えないFrameVRは嗜好に合わないかもとのことでした・・・。

 では、なぜ、そんなFrameVRアバターがいいのかは次回のブログで解説します。


FrameVR(FRAME)を選ばない理由? - FrameVRのアバターカスタマイズ機能と補助的機能

FrameVRのアバターカスタマイズ機能と補助的機能

 FrameVRアバターをデザインする機能をいくつか紹介します。Aさんや、Bさん、Cさんが求める機能イメージとは違うかもしれませんが、補助的もしくは代替手段として利用できるものです。

 - アバターカスタマイズ機能(上記「左」イメージ参照)
   現状、次のカスタマイズが使えます。調整できる項目や選択肢は限られていますが、調整の組合せにより他者との「丸かぶり」は十分に避けられます。

   ・Skin Tone(肌の色) ・・・ 全4タイプ
   ・Eye Color(眼の色) ・・・ 全5タイプ
   ・Body Color(身体/服の色) ・・・ タイプ多数(微調整が可能)
   ・Hair Style(髪型と帽子) ・・・ 全46タイプ
   ・Facial Hair(ひげ) ・・・ 全5タイプ
   ・Hair Color(髪の毛の色) ・・・ タイプ多数(微調整が可能)
   ・Hat Color(帽子の色) ・・・ タイプ多数(微調整が可能)
   ・Glasses(メガネ) ・・・ 全7タイプ
   ・Glass Color(メガネの色) ・・・ タイプ多数(微調整が可能)
   ・Ear rings(イヤリング) ・・・ 全9タイプ

 - 感情ビーム(絵文字)機能(上記「中」イメージ参照)
   アバターの表情をコントロールできない代わりに、ユーザの意思でその時々の感情を仮想空間に放つことができます。現状、全9タイプの感情(絵文字)が用意されています。

 - アバターカメラ機能(上記「右」イメージ参照)
   どうしてもリアルの表情を見たい(見せたい)場合は、自分のアバターの横にカメラに映る実際の顔を映し出すこともできます。このカメラ映像枠はアバターと一緒に仮想空間の中を動きます。


FrameVRのアバターくらいがちょうど良いケース

 FrameVRアバターはとてもシンプルな作りです。アバター(=自分の分身)なのに自分の見た目に寄せられないの? と聞かれると少し耳が痛いです。FrameVRは、シンプルで自分には似ていないけれど、他の人とは「丸かぶり」しない程度のアバターが、むしろよい(都合がよい、ちょうど良い)シーンに使うのです。

 まずアバターの見た目と実際の姿・外見を切り離すことで互いに素で話しがしやすくなります。結果として集中して会話することができ、個性や本心が前面に出てくる可能性が高まります。利用シーンとしては以下のイメージです。

・初対面または知り合って間もない者同士の会話シーン
・匿名性がずっと続く状況よりも、本人が特定されにくい状況から開始し、会話の機会が増えるに連れて徐々に本名を明かしていくような利用シーン
・1対1の閉じた空間というよりも、同じ空間に他にも人がいるシーン
・例えば社内外を問わず、お互いのことをよく知らない者同士でディスカッションするような研修やイベントでの利用シーン


 なお、別の記事「オンライン研修とバーチャル研修」の中でもバーチャル研修のメリットとして、アバターの意義である「平等性」について触れられていますので参照してみて下さい。< https://www.soeiken.net/News/view/soeiken/10 >


FrameVRのアバター(見た目)とアバター関連の機能について アバター FrameVR

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