新人研修では長文報告書がかけない傾向にある
２０２５年の新人研修に臨んで、２０２４年の新人研修で見かけた傾向について考えたことです。
新人研修では、日報などビジネス文章を書く練習をします。ところが、長文の報告書が書けない傾向にあります。
とりわけコロナ禍の頃からか、新人の報告書は短文が目立っています。短文そのものはビジネス文書として好ましいのですが、内容の薄さに問題があります。
「面白かった」とか「楽しかったとか」まるで小学校低学年の感想文かと見間違うような報告書までも見かけます。
研修の目的からすると
この新人に報告書を書いてもらう理由は、将来現場に配属された時の説明に困らないよう練習の目的もあるわけです。
ところが、短文の報告書に目を通しているうち、スマホが原因？ SNSの絵文字や短文ばかりだからとよくある、みんなスマホが悪いというところに落ち着きそうでした。
でも、同僚の講師と話していて、それは読書が足りないのではないかという結論になりました。
なるほど。本という長文に触れる機会が少ないからだと。
つまり、昭和のころの小学生のように、テレビがあってもチャンネル権は親にありました。子どもはアニメを観ていてもいきなりニュースや野球中継に変えられてしまう。なので、本を読むしかなかったのです。そうして読書家になるならないは別として長文に親しんできた。
乱読する経験がなくなったからでは？ という仮説は当たらずしも遠からずだと思います。
現在はスマホで動画を見ることが主流ですよね。なので、プライベートにすきな映像を延々と視聴しがち。
テレビ視聴はそうはいかない。すきな番組だけではなく子どもたちに興味がないニュースやらコマーシャルなど入るから。
スマホの動画にもCMは入るけれど、いやなら飛ばしてしまえる。
タイパ・コスパばかり良いこととされているので、おのずと短文に慣れてしまでしょう。
SNSに文章は140字を超えると、長い！ と一蹴されてしまいます。
長文を「読まない」が「読めない」に変化して、そのうちに長文を書けなくなります。
なので、新人研修では長文を書くタスクを必ずいれるようにしています。
GoogleのGeminiに聞いてみた
イラストもGeminiに描いてもらってます。
本を読まなくなったり、タイパを重視して倍速視聴や要約がもてはやされる結果、長文読解ができなくなったというエッセイを書いてください。
Geminiさんの回答
タイパ至上主義と長文読解力の喪失
現代社会は情報化の進展により、大量の情報が溢れかえっております。その中で、人々は効率や利便性を求め、より速く多くの情報に触れようと努めております。しかし、その結果、長文読解力を失い、深い思考力を欠く傾向が顕著になっております。
本を読むという行為は、単に情報を得るだけでなく、作者の意図や背景を理解し、想像力を膨らませ、自分自身の世界観を広げる貴重な機会であります。しかし、最近では、本を読む代わりに、要約やレビューを頼りに情報を得る方が増えております。確かに、要約は短時間で内容を把握するのに役立ちますが、本来の文章の持つ深みやニュアンスは失われてしまうのであります。
また、動画配信サービスの普及により、倍速視聴が当たり前になりつつあります。倍速視聴は、限られた時間でより多くの動画を見られるというメリットがありますが、その一方で、集中力が低下し、内容を深く理解する妨げになるのであります。
さらに、インターネット上では、簡潔でわかりやすい文章が求められ、タイパ(タイプ)速度が重視される傾向があります。そのため、文章を推敲する時間や、適切な表現を選ぶことよりも、速く書くことを優先する方が増えております。しかし、その結果、論理的な思考力や表現力が低下し、長文読解力も衰えてしまうのであります。
このように、タイパ至上主義は、長文読解力だけでなく、深い思考力や想像力といった人間にとって重要な能力を奪ってしまう可能性があります。私たちは、情報社会を生き抜くためには、効率性だけでなく、じっくりと時間をかけて物事を理解し、自分の考えを表現する能力を身につけることが重要であります。
情報化社会は便利ですが、同時に人間の本質的な能力を低下させる危険性も孕んでおります。私たちは、情報に流されるのではなく、批判的に思考し、長文読解力を磨く努力を続ける必要があるでしょう。
MicrosoftのCopailotに聞いてみた
Copailotさんの回答
タイトル: 長文読解の衰退：情報過多の時代における読書の価値
要約:
近年、情報の急速な増加とデジタルメディアの普及により、私たちは長文読解の能力を失いつつあります。本を読むことは、知識の獲得や洞察を深めるための重要なスキルであり、その重要性を再評価する必要があります。
長文読解は、知識の獲得や洞察を深めるための重要なスキルです。しかし、現代社会では、情報の急速な増加とデジタルメディアの普及により、私たちは長文読解の能力を失いつつあります。以下に、その理由と影響について考察します。
１．情報過多と注意散漫
インターネットやソーシャルメディアの普及により、私たちは無数の情報にさらされています。短いテキストやビデオクリップが私たちの注意を引き、長文を読むことが難しくなっています。
注意散漫は、長文読解に必要な集中力を削ぎます。情報の過多が私たちの脳を疲弊させ、深い洞察を得ることが難しくなっています。
２．要約と倍速視聴の流行
要約や倍速視聴は、時間を節約するための便利なツールです。しかし、これらは深い理解を妨げる可能性があります。
本を読むことは、複雑なアイデアや哲学的な問題に向き合う機会です。要約や倍速視聴では、その深さを十分に理解することは難しいでしょう。
３．読書の価値を再評価
長文読解は、知識の獲得や批判的思考を促進するための重要なスキルです。本を読むことは、私たちの知性を高め、人間的な成長を促進します。
私たちは、情報の量よりも質を重視すべきです。本を読むことは、深い洞察と知識を得るための貴重な手段です。
このエッセイは、情報過多の時代において長文読解の重要性を再認識するための一助となることを願っています。本を読むことは、私たちの知性と洞察を豊かにするための貴重な活動であり、大切にすべきスキルです。
このエッセイは架空のものであり、実際の著作物や著者とは関係ありません。
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