「ラテラルシンキング」とは
さまざまな視点から自由に発想する思考法のことです。日本語では「水平思考」とも呼ばれます。
四角いサイコロも斜めにすれば、菱形に見え、頂点から見れば六角形にも見えます。

種明かしをすれば、そんなこと誰にでもできる……と思われてしまう考え方です。
とはいえ、どんなに簡単だとしても、水平思考をマスターしていないと、なかなか思い付きません。
なぜなら、普通の生活では、違う角度からモノを見る習慣がないからです。
サイコロのように見る角度が違うと同じものを見ていても違ってきます。
これは、モノに限りません。
未開の国で靴を売るという話があります。
有名な話なので、あなたも聞いたことがあるでしょう。
ある未開の国に営業に行った2人の営業職の話。
営業Aが未開の地に一番乗りで到着すると現地の人を観察して本国に報告した。
「ここでは誰も靴を履いていない。だめです。売上げはまったく見込めません」
遅れて到着した営業B。同じく本国に報告します。
「ここでは誰も靴を履いていない。見当も付かないほど売れることでしょう!」
営業Aの仮説は「未開の人は靴を履かない」です。
営業Bの仮説は「未開の人は靴の存在を知らなかったから履かない」です。
こうやって、例を挙げて種明かしをすれば簡単ですけれど、現実の社会では営業Aの行動をとりがちです。
一方の営業Bは常識に惑わされずに、素直なものの見方をしています。
水平思考って難しそうだなと感じるかも知れません。
そんなことはありません。
慣れていないだけなのです。
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こうした考え方が、明日にでも使えるようになります。