創客営業研究所のラテラルシンキング
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研修の余談で話している答え合わせ読書法
ラテラルシンキングとは:新しい考え方
創客営業研究所
創客営業研究所の記事
東京都中央区銀座6-6-1
2022-4-15
数年前になりますが、テレビ関係者と話していたことを紹介します。 海外のドキュメンタリーを日本で放送するときの苦労話です。 日本の民放各社では、海外のドキュメンタリーを輸入して放映しています。 BSなどでは字幕を付けてそのまま放映していますが、地上波では、地上波ならではの工夫がいるのですって。BSはBS設定をしなければ見えませんからそれなりの知識のある人が見ます。 地上波は、お年寄りから子供まであらゆる人が見ます。 地上波で日本向けにローカライズした放映を見ていて気づくのは、お笑い芸人や新人俳優などにコメンテーターとして並でいるという点。 30分番組を60分に引き延ばすために使うという目的です。 長い番組はCMを入れる回数が増えるのでスポンサーを集めやすくなります。 引き伸ばす以外にも理由があります。 テレビ関係者に言わせると、薄めるためだとか。 原液が濃いと付いてこられない視聴者がいる(という表現をしていました)。 だから、薄める、と。 濃すぎる情報を薄めて飲みやすくする。 難しい番組だと濃くて飲み込むまでに時間がかかるのです。 それなのに、番組はどんどん進んでしまってコアの視聴者しか付いていけない。 食後の後片付けをしながらといった、ながら仕事を中に眺める視聴者もいるのです。 真剣に見るような番組は、どうしても視聴率が悪い。 NHKのEテレなど夜11時頃から放映するドキュメンタリーは、視聴率は良くないと思いますね。 余談ですけれど、わたしが講師を務める研修では、相手の顔(表情)を見ながら話題のレベルをリアルタイムで微調整しています。 いくつかの話を振ってみて表情を見るのです。 興味深そうな表情なら当たり。うわの空なら別の話題に変えます。 落語家も演目が決まっていない出し物では、何を話すか決める前に話を振って試すのだとか。 本題の前に話をするのでマクラというそうです。 研修でも、マクラを使い受講者の興味がありそうな話題を探ります。 受講者の顔をリアルタイムで見られるからできる手法です。 話を戻して、地上波では情報を薄めるという話。 リアルタイムでもなしに不特定多数を相手にするテレビでは、落語と違ってマクラは使えません。 Twitterなどで反応を見ることはできますが、投稿する人はあくまでも行動する人だけです。 大多数の人は見ているだけ。 つまらなければ、投稿などせず、指先一つで一瞬でチャンネルを変えられてしまいます。 基本は、できるだけ、かんたんに、わかりやすく。 ちょっとでも難しいと、すぐにチャンネルを変えられてしまうからだと。 ながら仕事で、ちょっと見逃しても、付いてこられるように何度も同じシーンを流す。 小学生でも分かるように、内容を噛み砕だく。 字幕を入れて重要ですよという演出をする。 次のシーンは、意外ですよ! 思わぬ展開ですよ! 驚きますよ! と何度でも予告する。 難しそうなら、コメンテーターが視聴者の代わりに疑問や感想を言ってインターバルを置く。 こうした工夫を凝らして、ようやくテレビを見続けてくれるそうです。 同じように研修でも、工夫をしています。 コメンテーターはいませんから、受講者に当てて発言してもらうことでインターバルを置きます。 他にも、余談を入れることで、情報を飲み込みやすくできます。 余談を入れることで意識を切り替え、集中力を持続させています。 説明が続いて受講者がダラけてきたら、余談を入れるのです。 雰囲気が変わるので、集中が途切れそうになっている意識も、完全に緩和側にスイッチされる。 ダラダラと聞けるので、緊張緩和にもなります。 授業中ではありますが、聞き逃しても構わない話題なので脳にとっては軽い休憩状態。 というように、テレビと同じように研修の途中に、余談を挟むことで、本番に向けて集中力を持続させる工夫をしているのです。 では、研修中に具体的にどんな、余談を話しているかといえば…… 読書法など。 今回は、研修の余談で話している、本の読み方を紹介します。 いろいろな人と読書談義をしていると、どうやら、私の本の読み方は人と違うようなのです。 まず、どのような読み方があるか、分類してみましょう。 本の読み方の四分類。 便宜上、番号を振っていますけれど、1ほうが偉いとか4が良い悪いというわけではありません。 1 知識を得るため 2 楽しみ 3 シミュレーションとして 4 答え合わせ
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iPhone13mini 実機レビュー
ラテラルシンキングとは:新しい考え方
創客営業研究所
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東京都中央区銀座6-6-1
2021-9-25
キャリアからiPhone13miniが届きました。 実機を半日ほど使ってみたのでレビューします。 なぜ、iPhone13miniがを選んだかと言うと、小さいiPhoneが欲しかったのです。 大きなスマホが主流になるつつあるのに、逆に小さなスマホ市場に目をつける。 ラテラルシンキングの逆転の思考というところですね。 安くなっているiPhone12miniではないのかというと、センサーシフト光学手ブレ補正がついていたからです。 ユーチューバーを目指すわけではありませんけれど、ビデオ配信環境が安くなってきているのでビデオ撮りが増えそうだなぁと思ったのです。 これだけスマホが小さいと、ビデオ撮影するときには手ブレ防止にジンバルというカメラスタビライザーが必要です。 iPhone12miniにジンバルを買い足すより、一台で済ませられるし、メモリも増量されているから、かえって安いということですね。 ファーストインプレッションとしては、片手ですべての画面に手が届く。 両手を使わずに使える。 これですよ。 この操作性を求めていたのです。
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ロジカルシンキングが行き着いたマニュアル至上主義の弊害
ラテラルシンキングとは:新しい考え方
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東京都中央区銀座6-6-1
2021-8-5
マニュアル至上主義の弊害をお話する前に、そもそも論の話をしましょう。 交通ルールを例に取りましょう。 そもそも、車が一台も通っていない誰もいない歩道なら、信号無視してもいいんじゃない? ということです。 信号ってそもそも、どういう目的であるのかを考えれば良いのです。 交通ルールを守るため? ……じゃないです。 ルールを守るのは、事故を起こさないためです。